岡本歯科医院 「痛くない」「怖くない」歯の治療

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バクテリアセラピー


医療分野での予防大国であるスエーデンからやってきた
最新技術であるバクテリアセラピーについてご紹介しましょう。

写真:口腔内科ってなんですか? 口腔内科ってなんですか?

口腔内科(Oral Medicine)とは、近年になり確立されてきた歯科医学の一分野のことで、口腔すなわちお口に症状をおよぼす全身性の疾患を診断し、歯を削ったりするような、外科的なアプローチとは異なる方法で口腔疾患の治療を行なうものです。

口腔内科治療の一環として投薬治療を行うことありますが口腔内科は大きく分けるとアンチバイオティクスプロバイオティクスの2つに別れます。
今回ご紹介するバクテリアセラピーはプロバイオティクスのひとつです。



アンチバイオティクスって何ですか?


写真:アンチバイオティクスって何ですか? アンチバイオティクス(antibiotics)とはギリシャ語で「生命の害になるもの」の意味です。
体に感染して病気を引き起こしている病原菌をやっつける薬(抗生物質)のことや、細菌を退治して治療するという考え方のことです。

イギリスのフレミングが青カビからペニシリンを発見したことから始まり、これまでに様々な抗生物質が発見・開発され、感染症の治療に多大に貢献しました。
抗生物質は微生物の代謝・合成経路に作用することで、特定の微生物に対して選択的に毒性を示し、生育を阻止または死滅させるという働きをします。

そもそも抗生物質は微生物によって生成されますが、
最近では、人工的に合成された抗生物質も開発されてきています。
人体への影響は少ないものですが、抗生物質の種類や患者さんの体質によっては副作用アレルギーが起きることもあります。

また、抗生物質は「両刃の剣」ともいわれおり、病原菌だけでなく、腸内にいる消化の助けをしている細菌にも効果があるために、消化機能を低下させます。
過去に細菌は悪いものとして、抗生物質などを開発して徹底的に退治しようとしました。

そのため抗生物質の多用により耐性を獲得して抗生物質が効かない菌(耐性菌)が出現することも大きな問題となり、新聞などでも報じられたMRSA(耐性菌の一種)による院内感染などはその一例です。



プロバイオティクスって何ですか?


写真:プロバイオティクスって何ですか? プロバイオティクス(probiotics)とはギリシア語で「生命の益になるもの」の意味で、微生物を用いて治療や健康づくりに役立てるという考え方で、アンティバイオティクスと対比する言葉として用いられることがよくあります。

プロバイオティクスもアンチバイオティクスも患者さんを疾病から防御するという点では同じですが、プロバイオティクスは共生的であり、アンチバイオティクスは抗生的である点で異なっています。
過去、農業では、化学殺虫剤で害虫を殺していましたが、最近では殺虫剤をまかずに、害虫の天敵の虫(益虫)を飼って、害虫から農作物を守ろうとする有機農法に変化してきました。

医療分野でも、抗生物質による副作用アレルギー耐性菌などの問題その反省から、抗生物質よりもおだやかな方法で健康を守る手段はないかと考えられるようになり、よい菌を体につけて、悪い菌から体を守ってもらって、菌と共生しようという考え方(プロバイオティクス)が出てきました。
「人の体に良い働きをする善玉菌、もしくはそれを含む食品」のことを指して、プロバイオティクスと言うこともあります。

ヨーグルトなどに含まれる、乳酸菌やビフィズス菌は、腸内で増えると、少量の病原菌が腸内に入っても、退治してくれる立派なプロバイオティクス食品と言えるでしょう。



バクテリアセラピーって何ですか?


写真:バクテリアセラピーって何ですか? バクテリアセラピーとは、先進のバイオテクノロジーの研究によって解明された予防医学療法の一種です。
バクテリアセラピーは、有用微生物を活用して、体の中にいる菌(人体常在菌) の菌質改善を図り肺炎や下痢、各種アレルギー、歯周病等の感染症疾患を未然に予防、または治療加速を行う世界最先端の新しい医療技術です。

人体常在菌は、500種500兆個の菌が住んでいて、重さにすると約2kgにもなります。
大きく分けて、からだに良い働きをする菌「善玉菌」や病気を引き起こそうとする菌「悪玉菌」、普段は悪さをしないが体調を崩したり、免疫力が低下したときに病気を引き起こそうとする「日和見菌」の3種類があります。

通常の健康な状態では、善玉菌と悪玉菌はバランスを保っているのですが、バランスが崩れると悪玉菌や日和見菌の影響を受けやすくなってしまい、健康を損なうと言われています。
バイオテクノロジーの研究から、健康な人の体内には、善玉菌と呼ばれる食べ物の消化の助けたり、悪玉菌と戦う優れた力をもつ善玉菌(プロバイオティクス)がたくさん共生してることがわかってきました。

バクテリアセラピーは、抗生剤をもちいて悪玉をやっつけて無くすのではなく、体に必要な善玉菌を摂取して、体内で増やすことで、悪玉菌を減らして善玉菌優位な環境を作るというものです。



バクテリアセラピーって安全ですか?


写真:バクテリアセラピーって安全ですか? 細菌療法とも言われるバクテリアセラピーは、もともと人の体内に常在していた善玉菌を補給する方法ですから、きわめて安全で自然な方法です。

ですから、乳製品などのように余分な脂肪分や糖分とともに補給する必要がなく、食事制限が必要な方や妊娠中の方、新生児から高齢者の方まで 善玉菌だけを補給することができます。
バクテリアセラピーは、現在欧米の小児科や産婦人科、歯科口腔外科、消化器内科、介護高齢者施設などを中心に、世界52ヶ国以上の医療現場で採用されています。

また世界中で行われている4,000余りの臨床治験は国際的に認められ、権威のある医学誌に掲載されています。
バクテリアセラピーは、医薬品を一切使用しないことから副作用のない安全性が担保されている他、単に患者さんだけではなく健康な人が平素から予防的に取り組めるという大きな利点もあります。



ロイテリ菌って何ですか?


写真:ロイテリ菌って何ですか? ラクトバチルス ロイテリ菌 (L ロイテリ菌)は、人間の健康に有益な影響を与える「プロバイオティクス」の一種です。
ロイテリ菌は体のなかに共生している天然の乳酸菌で、母乳の中や赤ちゃんのおなかの中に多く認められます。

人間が生まれた時から腸内で生息し、母乳や産道から口に入り、腸内にいるため、赤ちゃんが高い免疫力を 持っているのは、ロイテリ菌が一役買っていると言えます。
食べ物とともに体に入る乳酸菌のほとんどは、「腸のなかで生きたままはたらく細菌」と言われていても、一時的な場合が多く、口や腸のすべての場所で長く留まって生息できる乳酸菌はほとんどありませんが、ロイテリ菌は消化器官で長く留まって働くという性質を持っています。

また、抗生剤などを服用するのとは違って、このロイテリ菌の働きを高めるということは、体が本来もっている細菌に抵抗する力をより強化することです。
安全性も極めて高いものと言えるでしょう。

L.ロイテリ菌の特徴
  • う蝕病原菌を減少させる
  • プラークを減少させる
  • ヒト由来のため高い安全性
  • 歯周病原因菌を減少させる
  • 口腔内の定着率が高い=効果の持続



口の中でロイテリ菌はどのように働きますか?


写真:口の中でロイテリ菌はどのように働きますか? 口の中には、たくさんの菌が生息しています。
歯周病虫歯も細菌によって引き起こされる感染症ですが、これらの病原菌は普段口腔内にいる常在菌の中の悪玉菌が原因です。
口の中の善玉菌と悪玉菌の菌質バランスが崩れ悪玉菌が優位に立つと、虫歯や歯周病になります。

善玉菌の代表として乳酸菌が広く知られており、200種類以上存在していますが、スェーデンでの最新の研究により、その中に虫歯菌や歯周病菌などの原因である悪玉菌を減少させる乳酸菌がいることが発見されました。
その乳酸菌が ロイテリ菌です。

また、ロイテリ菌は天然の抗生物質である「ロイテリン」を分泌し、悪玉菌を退治するという特殊な働きをもっていて、虫歯菌や歯周病菌に対して殺菌効果があることが認められました。
さらに虫歯や歯周病の原因でもあるプラークを分解する働きを持っている。

国際的レベルでの歯科医療では近年、口腔内に常在する細菌類が口腔内の疾患だけでなく全身の疾患と密接な関わりを持つことが明らかにされており、予防医療における歯科の役割は我が国においても年々比重を増しています。



バクテリアセラピーではロイテリ菌をどのように使用しますか?


写真:バクテリアセラピーではロイテリ菌をどのように使用しますか? バクテリアセラピーは、医薬品を一切使用しないことから副作用のない安全性が確保されている他、単に患者さんだけではなく健康な人が平素から予防的に取り組めるという大きな利点もあります。

寝ている間は、抗菌作用・自浄作用のある唾液量も半減し、悪玉菌も増えやすくなりますが、ロイテリ菌を含んだタブレット毎日就寝前になめてもらうと、虫歯と歯周病予防に効果を発揮します。

また、歯科医院でロイテリ菌の液体を直接歯周ポケットのなかに注入するという方法もあります。
歯磨きをしたり、リンスなどによる殺菌を行うと、一時的に全体の菌数減らすことは可能ですが、時間が経つとまた増えてしまいます。
善玉菌を育てていくと、結果として、悪玉菌が住みにくい環境が作られ、虫歯や歯周病の予防になります。

バクテリアセラピーの適応症
  • 虫歯が再発しやすい方
  • 定期的に歯科検診を受けられている方
  • 小児や年配の方
  • 歯肉炎・歯周病の方
  • インプラントをされた方



ロイテリ菌についての動画はこちら



「バクテリアセラピーの世界」




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